長時間の労働時間を改善！効率的な働き方とは

仕事の予定を詳細に組みましょう

定時が終わる時間になり、それでも仕事がたっぷり残っている状況は、子ども時代の夏休みの終わりの日に似ています。夏休みの間、宿題をする時間があったのにもかかわらず後回しにしてしまい、夏休みが終わる頃になって慌てて宿題をした「あの感じ」です。残業をして残りのタスクをこなす毎日は、長時間労働の原因を自ら作っているのと同じです。夏休みの宿題を余裕を持ってこなせる生徒は、夏休み前に宿題をする予定を立てて、確実に実行していたはずです。同じように会社が始まる前に今日1日にこなすタスクを確認し、分刻みのスケジュールを立てましょう。後は確実に仕事をこなしていくだけです。

「自分の時間」は譲らないことが大切です

ランチ時間を削って仕事をしたり、残業をして仕事をすれば、一時的に達成できる仕事が増えます。しかし長時間労働が続けば集中力もモチベーションも下がり、だらだら仕事をするだけで、いつになってもタスクを達成できなくなってしまいます。ランチの時間は午後に備えて英気を養う大切な時間です。
定時に上がることで体調を整え、ストレスも解消し、翌日以降の仕事を充実させることができます。また仕事終わりの飲み会に参加すれば世界が広がります。交友関係を広げることができて、可能性が広がります。自分の時間を譲らないことで、仕事の質は上がっていきます。それは目の前の仕事をこなすことよりも大切なことでしょう。

後輩を育成しましょう

まかされている仕事の中で、「自分がいないと困る仕事」があると嬉しいものです。自分の存在意義を認められた気持ちになるからです。反面、自分がいないと仕事が終わらないため、残業をする機会も増えてしまいます。労働時間を増やさないためには、名よりも実を取ることにします。後輩を育成して、自分の仕事を代わりにできる人材を増やしましょう。最初は自分一人で仕事をしたほうが早いと思うかもしれません。しかし面倒でも後輩の指導を続けましょう。後輩が独り立ちできたら急な仕事が入っても、後輩に仕事を任せて定時に上がることができるようになります。また普段から自分一人で仕事を抱え込まないようにすることも大切です。

「定時に帰る人」になる

長時間労働を回避するために、いちばん理想的なのが「定時に帰ること」です。時間外労働をせずに過ごすことができれば、確実に生活を改善することができるでしょう。定時に仕事を終わらせることができたとしても、周囲の同僚たちが残業をする場合、自分だけ定時に帰るのはなかなか勇気がいります。しかし定時に帰る習慣をつけることで「あの人は定時に帰る人だ」とキャラ付けすることができます。仕事がきちんとできて、成果を上げることができていれば、誰も文句を言うことはありません。そのレベルになるまでは定時に上がるためのコツが必要です。
まず始業して早めの段階で「定時で上がります」ということを宣言しておきます。定時が終わる時間が近づいたときに「あの人は定時に上がるって言っていたな」と思ってもらえれば、急な仕事を頼まれにくくなります。また定時が近づいたら「話しかけにくいオーラ」を出すのもコツです。